12月に入り、今年も残りわずかとなりました。
何かと慌ただしい時期ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
一年の締めくくりに向けて、体調に気をつけながら過ごしたいですね。
さて、年末年始は一年の感謝を込めて仏壇をきれいに整える良いタイミングです。
以下に「年末年始の仏壇お手入れ」の基本手順と注意点をまとめました。
年末年始の仏壇お手入れガイド
① 仏壇・仏具の掃除前に行うこと
・仏壇の扉を開き、空気を入れ替える
・手を清める(手洗い、または軽く口をすすぐ)
・ご本尊や位牌に軽く合掌してから作業スタート
② 仏壇本体のお掃除方法
【木製仏壇(唐木・モダン)】
柔らかい乾いた布でホコリを払う
→ 水拭きは「基本NG」です
彫刻部や細部は、毛ばたき(はたき)や柔らかい筆で
落ちにくい汚れは、固く絞った布で軽く拭き、すぐ乾拭きする
【漆塗り・金箔仏壇】
柔らかい布で軽く表面をなでるだけ
金箔部分は指や布でも強く触れないこと
→ はがれやくすみの原因になるため注意
汚れが気になる場合は、柔らかい刷毛でホコリを飛ばすだけにする
③ 仏具のお手入れ
金属仏具(真鍮・銅など)
乾拭きでOK
くすみが気になる場合は仏具用クリーナーを薄く使う
位牌・金箔部分には絶対使用しないこと
ガラス・陶器の仏具
中性洗剤で軽く洗い、しっかり乾燥
花立・香炉・火立
花立:ぬめりを中性洗剤で落とす
香炉:古いお線香の灰を新しく入れ替える
火立:ロウの付着を洗って除去(熱湯は割れる危険があります)
④ 位牌・ご本尊のケア
基本は柔らかい布で軽くホコリを払うだけ
漆や金箔部分は触れないこと
★汚れが気になる場合はご相談ください
⑤ 仏壇の中を整える
古いお供え物を下げ、新しいものを上げる
線香・ろうそくを補充
供花(造花の場合はホコリ取り)
ほこりを払った後に最後に合掌
年末年始のタイミングで行うとよいこと
【年末】大掃除として仏壇全体の清掃
【元日または三が日】新年のお参り(新しいお供え)
新しい灯明・線香で清らかな状態に整える
注意点としては、
金箔や漆は「磨かない・水拭きしない」
強い洗剤・研磨剤は使わない
無理に汚れを落とそうとせず、迷ったら仏具店専門スタッフにご相談ください。
うめたにでは、お仏壇のお手入れ用品もお取り扱いいたしております。
どうぞお気軽にご相談ください。


