うめたにでは、お仏壇の修理・修復も承っております。
今回は、かなり古い年代物のお仏壇の修復をさせていただきました。
年代物のため通常より痛みが激しいところもあり、解体洗浄を行い、
木地まで研磨して白木の状態まで戻した後に、下地から塗り直しました。
内側の金紙は新しいものに張り替え、薄い板を使用している場所は、新しい黒檀の板に貼り変えています。
扉の建付けが悪くなっていましたので、丁番を新しいものに交換し、建付け修復も行い、
以前のように開閉がスムーズに行えるようになりました。
また、以前はしっかり閉じることができなかった扉を
今回の修復・改良作業でしっかりと閉じることができるようになりました。




先日、無事にお納めすることができました。
修復は、仏壇の状態を改善し、長く使用できるようにするための重要な作業です。
仏壇は仏教徒にとって大切な信仰の象徴であり、家族の歴史や思い出が詰まった場所でもあります。
そのため、適切な修復が求められます。
【 仏壇の修理・修復の主なプロセス】
1. 状態の確認
修復を始める前に、仏壇の状態を詳しく確認し、写真を撮らせていただきます。
木地の痛み、塗装の剥がれ、金具の劣化など、どの部分が修復を必要としているかを特定します。
2. 解体・洗浄
修復作業の前に、仏壇を丁寧に解体し、洗浄します。
ほこりや汚れを取り除くことで、修復作業がスムーズに進みます。
3. 研ぎ・修理・修復
木地まで研ぎ、表面の塗装などをおとします。
建付の悪い箇所などはこの時点で修理・修復を行います。
木地の痛みが激しい場合は、その部分の木地を新しく作り変えることもあります。
4.塗装
修理・修復を行った木地に、下地から塗装を行います。
新品に近い見た目を取り戻すことができます。
5.組立
丁番等の金具は新調し、組立てます。
建付などが悪かった所は組立時に再度問題ないことを確認します。
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仏壇は非常に繊細なものなので、専門の修復業者に依頼することをお勧めします。
特に古い仏壇や貴重なものは、専門的な技術が必要です。
うめたにでは、専門のスタッフが、仏壇の修理・修復のご依頼を承っております。
代々受け継がれた仏壇を大切に守っていきたいというお客様の気持ちに寄り添い、
お見積りから作業の完了、納品まで丁寧に対応させていただきます。
まずはお気軽にお声掛けください。