こんにちは。仏壇仏具の専門店うめたにです。
9月半ばになり、やっと暑さが幾分おさまってきたように思います。
今日は、お彼岸についてお伝えします。
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お彼岸(おひがん)とは、日本の仏教に由来する伝統行事で、先祖供養をするための特別な期間です。
春と秋の年に2回あり、家族でお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりする風習があります。
✳️お彼岸の時期
春彼岸(しゅんひがん):春分の日(3月20日ごろ)を中心とした前後3日間、計7日間
秋彼岸(しゅうひがん):秋分の日(9月23日ごろ)を中心とした前後3日間、計7日間
春分・秋分の日は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる日」で、自然やご先祖様に感謝する意味も込められています。
✳️「彼岸」の意味とは?
「彼岸(ひがん)」は、仏教用語で「悟りの境地(向こう岸)」を意味します。
一方、この世(迷いや煩悩のある世界)は「此岸(しがん)」といいます。
お彼岸は「彼岸(悟りの世界)に至るための修行期間」とされてきました。
✳️ お彼岸にすること
○お墓参り
墓石を掃除し、花や線香を供えます。
○仏壇の掃除・お供え
団子やぼたもち/おはぎを供えるのが一般的。
○先祖や亡き人を偲ぶ
家族で集まり、感謝の気持ちを伝えます。
○六波羅蜜の実践
布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧といった仏教の教えを意識する期間ともされています。
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最後に、よく迷ってしまう
「ぼたもち」と「おはぎ」の違いについて
まとめてみました。
どちらも同じ食べ物(もち米+あんこ)ですが、呼び名が異なります。
「おはぎ」と「ぼたもち」は、基本的には「もち米を炊いてつぶし、あんこなどで包んだもの」ですが、
以下のような季節や呼び名の違いがあります。

📝 実際には…
作り方も材料もほぼ同じなので、呼び方が季節によって変わるだけという見方が一般的です。
最近では季節に関係なく販売されていて、名前も区別されないことが多いです。
地域や家庭によって「おはぎ」「ぼたもち」の意味や使い方が異なる場合もあります。
✅️ まとめ
「おはぎ」と「ぼたもち」は基本的に同じ和菓子。
違いは主に季節(春=ぼたもち、秋=おはぎ)と、花の名前にちなんだ呼び名の違いです。
皆様も、お彼岸には、日頃の感謝の気持ちを伝えに
お仏壇に手を合わせたり、お墓参りに行かれてみてはいかがでしょうか。