【施工事例】「提灯台(ちょうちんだい)」
寺院の本堂を美しく維持されているご住職様、また寺院建築の修繕を検討されている皆様へ。
今回は、お寺の「顔」とも言える本堂入口を彩る、「提灯台(ちょうちんだい)」の新調施工事例をご紹介いたします。
雨風にさらされる屋外の木製仏具は、経年劣化が進みやすい場所でもあります。今回は、これまでの使いやすさをそのままに、過去に施工させていただいた木製仏具(結界)との調和を意識して新調いたしました。職人のこだわりと、お寺の美観を高める工夫の舞台裏をお届けします。
施工の背景とご要望:劣化が進んだ提灯台を、お寺の統一感を守りつつ新調
本堂の入口、檀家、門信徒様や参拝者の皆様をお迎えする重要な柱に取り付けられていた提灯台。長年の風雨や直射日光による経年劣化が進み、「屋根部分が割れてしまうなど、全体の痛みが激しくなっている」とのご相談をいただきました。
お寺様からは、以下の3点をご要望としていただきました。
1. これまでの使い勝手を損なわないよう、全く同じ形状で再現すること
2. 行事などの状況に合わせて対応できるよう、好評だった「取り外しすることも可能な構造」を維持すること
3. 以前弊社で施工した「結界(けっかい)」と色味を合わせ、本堂全体に統一感を出すこと
伝統的な形状を正確にトレース(再現)しつつ、他の仏具とのトータルコーディネートを図るプロジェクトが始動しました。
施工内容とこだわり
1. 職人の手仕事による「同形・同サイズ」の精密な復元
長年お寺を支えてきた提灯台の形状には、それぞれの寺院の建築様式に合わせた繊細な意匠(デザイン)が施されています。
完全再現:取り外した古い提灯台から正確に寸法を測り、屋根の傾斜や木鼻(きばな)の細部いたるまで、工場の職人が全く同じ形で新調しました。
高耐久な木材:屋外での使用に耐えられるよう、湿気や腐食に強い高品質な木材を厳選して製作しています。
2. 利便性を追求した「取り外し可能」な設計の継承
こちらの提灯台は、本堂入口の柱に傷をつけず、必要な時にスムーズに脱着できる「取り外し可能な構造」になっています。
大きな行事や台風などの悪天候時には、サッと取り外して屋内に保管することが可能です。
新調にあたり、接合部の金具や噛み合わせの精度をさらに高め、これまで以上に安全かつ簡単に取り外しができるよう、細部まで微調整を行いました。
3. 耐久性を高めた特別な塗装
今回の施工で最もこだわったポイントの一つが、屋外での過酷な環境に耐えるための「高耐久塗装」です。
木材を長持ちさせるために耐久性を最優先した最善の塗装を施しました。以前弊社にて施工させていただいた本堂の「結界(けっかい)」も「高耐久塗装」を施しており、トーンを合わせることができました。
> 色味を統一するメリット
> 単体で見ると小さな仏具であっても、本堂全体のトーンを合わせることで、空間全体に一本筋が通ったような「格式の高さ」と「洗練された美しさ」が生まれます。
施工を終えて:お寺の伝統を繋ぎ、お参りしやすい環境へ
無事に新しい提灯台が柱に取り付けられ、本堂入口がパッと明るく、引き締まった表情に生まれ変わりました。
ご住職様からは、
「古い提灯台の良さをそのまま残しつつ、以前作ってもらった結界と色がぴったり合っていて、本堂全体が見違えるように綺麗になりました。大変満足しています」
と、お喜びの声をいただきました。
寺院仏具・木部修繕のご相談は、実績豊富な弊社へお任せください
弊社では、大規模な本堂の修繕だけでなく、今回のような提灯台、看板、結界、賽銭箱といった「部分的な木製仏具の新調・修繕」も喜んで承っております。
過去の施工データや周囲の仏具に合わせた「色合わせ・トータル提案」
自社工場製作だからできる、現在の形状の復元・完全オーダーメイド
お寺の利便性を考慮した、取り外し式などの機能性設計
「本堂のこの部分だけ痛みが気になる」「昔ながらの形を変えずに新しくしたい」など、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。現地調査からお見積もりまで、誠心誠意対応させていただきます。
修復前



修復後








